美術科 彫刻コースDepartment of Fine Arts Sculpture

草野久惠|The edge of a night
山形県出身
1600×600×300 石粉粘土、ガーゼ、胡粉、アクリル絵具

作品と制作に、感情を受容する器としての役割を持たせたい。人形というメディアはそういったイメージにそぐうのではないかと考えている。壁に逆さに設置することで、世界に対する人形独自の立ち現れ方として作品を表現できないかとも考えた。これまでも作品テーマの素地としていた過去の体験を昇華させ、そこに決別と再生という意図を与えた時に、鑑賞者と自分自身にどのように訴求し感情を受容し得るかが最も重要だと考える。