[最優秀賞]
若月匠|ワカツキ模型店
北海道出身
松村泰三ゼミ
この研究は、それまでのプラモデルのイメージを変えてもらい、私が考えるプラモデルを作る面白さを伝えることを目的としています。
プラモデル制作は説明書通りに組み立てるだけではなく、もっと色々なことができるということを提示し、意外と知られていない奥の深さを見せることに重点を置いて活動や制作を行ってきました。
ここでは、その活動の説明と、プラモデルの表現を実際に見たり体験ができるようにまとめました。
松村泰三 准教授 評
若月くんは「プラモデルが好きなのでその面白さをみんなに広めたい」という理由で、総合美術コースに入学してきました。そして4年後それを「ワカツキ模型店」というプロジェクトとして実現して卒業します。ジオラマ制作を体験するワークショップやみんなで実際にプラモデルを作ってみるプロジェクト「模型の時間」などを開催し、1年次からその魅力を伝えてきました。課題制作においてもプラモデルや模型の技法などを積極的に取り入れた制作を行い、2年次の進級制作展では特別賞を受賞しています。それは決して好きなプラモデルの世界に閉じこもっているのではく、好きなプラモデルを通して社会とつながり、人とコミュニケーションが生まれる場を作ろうとしているのです。
「ワカツキ模型店」では、初心者にはプラモデルの楽しさを、経験者にはよりディープな魅力をお伝えします。こだわりの店主がお迎えします。是非一度、ご来店ください。