[最優秀賞]
村岡光|Visualizing the COVID-19 pandemic
宮城県出身
大竹左紀斗ゼミ
COVID-19が流行し、2年の時が経ちました。最初こそ未知のウイルスに怯えていた私たちですが、徐々に適応していき、現在では社会の大きな転換期を迎えることとなりました。そのような今だからこそ、麻痺しつつあるコロナ禍の日本を、再度俯瞰してみることが大切だと思います。数字や、普遍的なグラフではない新たな方法でビジュアル化することで、私たちの現在の生活を見つめ直すことができるのではないでしょうか。
大竹左紀斗 教授 評
中国武漢での新型ウイルスの発生を対岸の火事のように眺めていたのんびりした状況から2年が経ちました。それは野火が広がるごとく世界中にあっという間に蔓延しました。一瞬で世界に広がる情報に一喜一憂していますが、人が実際に運ぶウイルスでもグローバル化が拍車をかけました。溢れた情報を鵜呑みにするのでなく、ダイアグラム化して情報をわかりやすくポスターにすることで、人の移動とウイルスの拡散の繋がりが見えてきます。さらに各地域ごとの感染者の推移をフリップブック形式で見せる本11冊も制作しました。
膨大な作業量は、当学科史上最大かもしれません。村岡さんが粘り強くテーマに向き合った取り組みを高く評価しました。