郁文館グローバル高等学校(東京都)
小柳 美沙希さん/小椋 夏琳さん
スマートフォンの普及などにより視覚からの情報に頼る機会が増え、聞く力や集中力や理解力、さらに語彙力が低下する現代の子どもたち。ラジオのように「耳で聞く」クイズ式教材アプリによりリスニング力を鍛えることで、考える力や答えを導く力を育みます。
「聴く(傾聴)」ことは、相手の気持ちを受け止めることでもあります。それは単に自分の傾聴力を鍛えるだけではなく、人々と共感し理解しあえる力となり、最終的には自分の生きる幸福感にも繋がりそうです。
今回の提案はSNSを問題視していますので、SNSという仕組みと近すぎるアプリより、実際の声を「耳で聞く生の体験」を提案することが、このテーマの本質に繋がると思います。
そのためには、例えば、普段のツーカーの仲ではなく、普段あまり会話しない年代や立場の人の話を聞く機会を作ると良いかもしれません。スマホという手段から思い切って離れる案にしていくことで、大胆な提案ができると感じました。
普段私たちが、耳だけでどこまでの情報を得ているのかを体験する機会はあまりありません。そうした好奇心を引き出せる提案にブラッシュアップできれば、聴くという行為からこれまで以上に豊かな感覚を発見できる提案になっていくと思います。
二次審査時の提案パネル PDFダウンロード